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CL17-18グループリーグ第6節レアルマドリード対ドルトムント~王が玉座に座る時

レアルマドリード
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チームに王様は一人だけ

 

「正直観なくていいかなー」と思ってたけど、一応観ました。

消化試合なので、スタメンに関しては「まぁこんなもんか」っていう印象。

出来ればイスコの所にセバージョス、カゼミーロの所にジョレンテで観たかったかな。

この試合で先発で使われなかったセバージョスとジョレンテはかなりショックを受けているのではないだろうか?まぁジダンが保身に走っているのは明らかなので、もう私はジダンには期待していない。

 

この試合の特筆すべき所は、ロナウドが左ウイングに戻ったという事だろう。

 

この試合を観た方は、明らかにロナウドがいつもよりも生き生きとしていたのが見て取れたと思う。

かつてアンチェロッティはレアルマドリード時代にこうコメントしている。

 

アンチェロッティ「クリスティアーノは、サイドで試合を始め、中央でゴールを決める。サイドにいては得点するのは難しいからね。私は彼が快適でいられるポジションに彼を置く。60ゴールも決める選手のポジションを変えるほど、私はクレイジーじゃない」

「ちょっwwジダン無能過ぎワロタ」

 

こんな特別なバロンドールを獲る様な選手の才能を腐らせて、イスコに王様のポジションを与えるなんて一体どういう思考回路をしているのか?わかっていた事だが今日の試合でそれがハッキリとわかった。

 

ロナウドがボールを触るだけで、相手の守備陣にギャップが生まれて、チャンスを量産するマドリー。

「ロナウドだってイスコと同じ様にボールをコネコネしていたじゃないか!」と思っている人がいるのなら、それは「無能乙」と言わざるをえない。ロナウドのコネコネは高い位置での得点つながるコネコネだが、イスコのコネコネはブロックの外で攻撃を停滞させる何の役にも立たないコネコネである。(実際ロナウドは今日2得点に絡んだ)

ロナウドのプレーを観てもらえばわかるが、彼はブロックの外では極力シンプルにプレーして、ファイナルサードで前を向いた時だけ、ドリブルで仕掛けている。イスコとは全く状況判断能力が違うのである。

実際この試合のイスコの振舞いは酷かった。ポジション的にもっと守備に精力的にならなければいけないのに、チンタラ歩いて守備放棄。攻撃でも何を勘違いしたのか、「ロナウドに負けてられないぜ」と言わんばかりコネコネ&ロストの嵐。

ジダンには「ジダンよこれがマドリーの司令塔に相応しいプレーなのか?」と問いたい。

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本当に若手達はそんなに駄目なのか?

 

今日の試合ではマジョラルとテオが先発のチャンスを貰った。

マジョラルは先制点を記録し、テオも積極的なオーバーラップで良い仕事をしたと言える。

途中から出場した、セバージョス、ジョレンテも自分の役割を全うした。
この試合を観る限り、私はスカッドのクオリティが低下したとは思えない。むしろジダンの用兵術に問題がある事が浮き彫りになった試合と言える。

 

マジョラルはベンゼマの不在を感じさせないプレーだったし、モラタのようなロナウドとの相性問題も無かった。それなのに自分の采配を棚に上げて、冬に補強しようとするんだからジダンの行動は全く意味がわからん。この状況でイカルディなんて獲って一体何になるというのか?

仮に補強するとしたら、不安定なGK、無能アンチマドリーUEFAのせいでカルバハルが出場停止になったSB、ベイルとアセンシオが怪我がちで手薄なウイングだろう。

 

若手達は出れば良いプレーを見せている、今のレアルマドリードの不振の原因は、結果を出していない選手をピッチに立たせ続け、結果を出した選手達をベンチに座らしているジダンの采配にある。

この試合は消化試合ではあったが、今の得点力不足の原因がCFWの陣容のせいではないとジダンが気付いたのなら、とても価値のある試合だったと言えるだろう。そうなる事を期待して、セビージャ戦のジダンの解答を待ちたい。

あとどうでもいいけど、プリシッチほちぃ。アメリカ代表だしペレス獲ってくれねぇかな。

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選手評

 

ナバス 失点シーンはノーチャンス。誤審もあったし今日は彼のせいではない。

 

テオ 対面するプリシッチをしっかり抑えた。あとクロス精度が爆上げされててワロタ。一体この数日の間に何があったのか?この調子で攻撃の精度が改善されればワールドクラスのサイドバックになれる。

 

ナチョ 最初はSBでプレー。後にCBに移り、最終的にはまたSBに。やはりカルバハルの代わりはナチョしかいない。出来ればオドリオソラを獲ってCBに専念させたいが。

 

ヴァラン オーバメヤンを完封するも、怪我で途中退場。バジェホも彼も怪我が多すぎて計算できない。補強するとしたらやはりココだろう。

 

ラモス やはり彼がいるとラインを上げれるし、前でボールを獲りやすい。そしてCLだと退場しない。

 

カゼミーロ バスケスが怪我してからはCBでプレー。個人的にはCBより中盤の方がいいと思っている。後ろに誰もいないと前にボールを奪いに行く彼の良さが出ない。読みで勝負するジョレンテをCBにした方が良いのではないだろうか。

 

コバチッチ 一人で中盤をコントロールし守備でも奮闘。彼のプレーを見る限り、コバチッチとイスコの序列を入れ替えるのが妥当だと思うが、ジダンの判断は如何に。

 

バスケス 左のロナウドにボールが集まったので、彼にボールが渡らずに良い意味で目立たなかった。彼はこれぐらいの存在感の方が良い。

 

イスコ 今日は擁護できないくらい酷かった。彼がいなくなってから内容が良化したのは偶然ではない。セバージョスとポジション争いをさせるのが妥当。コバチッチには完全に負けている。

 

マジョラル 先制点のシーンはベンゼマなら外していただろう。先発した試合全てでゴール。彼の決定力の高さは賞賛に値する。ポストプレーもノーミスだった。

 

クリスティアーノ・ロナウド 左ウイングに戻って本来の姿に戻る。如何にジダンの采配が彼に被害を与えていたか明らかになった。若い頃の彼ならブチ切れているだろう。だが彼は人間としてもプレイヤーとしても成熟した。今日も若手達を鼓舞して、良いプレーを引き出して、停滞したチームの雰囲気を払拭しようとしていた。それなのに自称サッカー通のアンチマドリーさんは「ロナウドは自己中で傲慢」とか言うのだから、困ったものである。今の彼ほどチームの事を考えて、チームの運命を背負う覚悟を見せているプレイヤーはいないだろう。

 

アセンシオ イスコがフリーダム過ぎてピッチ内で迷子に。イスコがいなくなってからは良くなった。やはり彼がボールを持って前を向くとワクワクする。出来ればセビージャ戦に右ウイングで観たいが難しいか…。

 

セバージョス 普通に今日に関してはイスコより良かった。彼はブロックの外で無駄にコネたりしない。過小評価されている。もっとチャンスを与えるべき

 

ジョレンテ 捌けるし、守備も良い。何で使わないのか意味不明である。アジリティの高いアタッカーが相手ならカゼミーロよりも彼の方が良い。一回ぐらいクロース、モドリッチと同時に使うべき。

 

ジダン はっきり言って今日の采配はイスコを使った以外は文句は無い。彼の問題は学習能力の低さであり、今日の結果と内容から学んで、それをセビージャ戦に反映させれるかが問題である。