キングダム考察第11回~原先生…あの…兵糧の件は？

やっと動き始めた…

※注　ネタバレ要素があるので、知りたくない方は読まないことをオススメします

現在、キングダムは588回。朱海平原と鄴のシナリオが「やっと動きが出始めたな」という印象。

どうやら鄴の中にスパイが忍び込んでるのは確定っぽい。これは以前の記事で予想していたので想定内。

まあ在り来たりではあるが、この時代には顔写真付きの名簿なんてないわけで、リアリティがあるという点では悪くない展開だと思う。

問題は前から言ってる兵糧問題である。以前に

お願いだから「兵糧無くても数日は根性で我慢出来る！」みたいな精神論だけは勘弁。

と書いたが、兵糧問題を根性論で押し切ろうとしているのはワロタ。しかもちゃっかり戦場にある馬も食い始めてるし（笑）

この鄴攻略編のメインテーマは「兵糧というタイムリミットが切れるまでに、如何にして王翦が知略で打開して行くか？」だったはずでそのタイムリミットのルールがガバガバだと緊迫感が薄れるのだ。

あと「馬に趙軍が毒の粉を掛けた」っていうのも、タイムリミットのガバガバ感を緩和しようとした後付け感が半端なくて酷い。

そんな事ができるなら、趙軍は壁軍の兵糧焼いた時に掛けとけよ…。そうすりゃ余裕で勝てたかもしれんのに（笑）

あと何回も言ってるが、この戦を開戦に踏み切った王翦が無策＆無能に見えて仕方ない。

今回も

モブ将「恐らく右の大将を勝手に飛信隊信に代えたものと」

王翦「ほう」

みたいな会話があったが、「ほう」じゃねーよ（笑）なんか指示出せや。負けたら終わりなんだぞ（笑）

こんな感じで、王翦が指示を全く出さないから、若手の覚醒待ちの運ゲー武将に見えてしまう。

当初の王翦のキャラ設定は「私は”絶対に勝つ戦”以外興味はない」だったのに、今では若手厨の蒙驁将軍2世に見える（笑）

この戦は秦軍が勝つわけだが、この調子だと「王翦スゲー」とはワイは思えんな。なので1つでいいから読者がビビるような、起死回生のアイデアを王翦が捻り出すシーンが欲しい。それがあれば、この鄴攻略編の評価は一変するだろう。

もうストーリ本線よりもこっちの方が気になって来た（笑）