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アーセナルのアーセン・ヴェンゲル(ベンゲル)が今季限りで退任~後任にふさわしいのは?

サッカー関連
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ヴェンゲルさん日本代表の監督やりませんか?

 

 

ついに22年の長期政権が終わり、新時代のアーセナルが始まる。

 

マドリディスタ的にはアーセン・ヴェンゲルと言えば、何度もマドリーの後任監督候補として上がりながらも、「ワシはマドリーに行かん!!」と自分のポリシーを貫いた男として印象に残っている。個人的にはヴェンゲルがマドリーに来なかったのは英断だったと思う。仮に来ても、どうせペレスに志半ばでクビを切られるのは目に見えている。アーセナルために生きた男として去る方が、ストーリーとして美しいだろう。

CL圏を逃す前に辞めるのがベストだったと思うが、ヴェンゲルとしては最後にEL制覇を達成して、CL出場権を置き土産に去りたいと思っているだろう。まぁ準決勝の相手がアトレティコマドリードというのが何とも不気味だが(笑)選手は「タイトルを獲ってボスを送り出そう」というモチベーションでプレーするだろう。このアトレティコ戦が今から楽しみである。

マドリディスタの私が、ヴェンゲルのアーセナルで印象に残っている試合と言えば、05-06シーズンのレアルマドリー対アーセナル2nd Legを挙げないわけにはいかない。

 

0506CL アーセナル対レアル・マドリー+ 倉敷金子

 

この試合は「歴史上もっともスペクタルなスコアレスドロー」と言われているとか(ちなみにソースはワイ。試合はトータルスコア1-0でマドリーは敗退した)グラベセン下手過ぎワロタ、そしてグティ兄貴守備スカスカ過ぎ(笑)

ていうか解説の金子が五月蝿すぎるwwちなみにこの時ラモスは加入一年目の19才。19才でいきなり銀河系軍団でスタメンとか、コイツ修羅場潜り抜け過ぎやろ(笑)若い時からこんな経験積んでたらそら世界一のDFなるわな(注・ビックマッチのみ。それ以外の試合はパルプンテDF)

この試合はカッサーノ先発で行くか、コンディション不良のラウール先発で行くかで、議論されていた記憶がある。ロペス・カロはCLマスターのラウールを選択。まさにマドリー伝統のビッグネーム忖度采配(笑)

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ヴェンゲルを苦しめた天才司令塔の不在

 

晩年はよく「ヴェンゲルのフットボールは時代遅れ」的な意見を頻繁に目にしたが、個人的には違う見解を持っている。

 

ヴェンゲルが晩年苦しんだのは、「この男」の不在ではないだろうか?

 

その男とは、そう…

 

 

 

 

サンティ・カソルラである。

 

個人的にはカソラルはベストコンディションならプレミア最高のMFだと思っている。そんな有能な選手が不在で、カソルラの代わりを務める選手が、ジャカとかエルナニーとかコクランみたいな凡庸極まりない選手なのだから、そりゃ誰が監督でも低迷しますわ。カソルラがいなくなって、エジルもかなり困っていた印象。選手ありきのフットボールをするヴェンゲルにはカソルラの不在は致命的だったかなと。

晩年に3バックを取り入れだしたのも、そういう事情が影響していたのかなと思ったりする。

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ヴェンゲルの後任に相応しいのは?

 

ヴェンゲルが退任を発表して、メディアは「ムッシュ・ヴェンゲルの後任は?」という話題で持ちきりである。

 

メディアに上がっている候補者と、個人的な見解を書かせていただいた。

 

アンチェロッティ 結構グーナーの皆さんから支持を集めている印象。だが個人的にはアーセナルのフットボール哲学には合わないのでは?という印象がある。マドリー時代の攻撃的なサッカーのイメージがあるのかもしれないが、マドリー時代のBBC+ハメス、モドリッチ、クロースの超攻撃的布陣は「ペレス縛り」の副産物であって、13-14シーズンのCL決勝でシャビ・アロンソの代わりに、凡庸なケディラを先発にした事からわかるように、アンチェロッティの本質は「攻守の適切なバランス」である。あとアンチェロッティは生粋のドM体質であり、口煩いフロントから「スター選手縛りプレイ」を指示された時に最大限の能力を発揮するという事は頭に入れておくべきだろう。案の定「縛りプレイ」のないバイエルンでは失敗している。あとグーナーの方達が心配している、エジルとの関係は問題ないと思う。ていうかアンチェロッティはエジルが移籍するまでは先発で起用していた。

 

アッレグリ 彼もグーナーに人気あるよね。でも彼もアンチェロッティと同じく、「攻守の適切なバランス」を求めるタイプで保守的な指導者。スペクタクルなパスサッカーを志向しているアーセナルには合わないと予想。アンチェロッティとアッレグリが人気になるという事は、意外とグーナーの方達はスペクタクルさよりもタイトルを求めているのか?どっちかと言うと相手の弱点狙い撃ちにしたり、罠に嵌めたりするネチネチ系の印象があるが。

 

ルイス・エンリケ 『デイリー・メール』が報じている。巷では「エンリケとかMSN頼りの無能だろ」的な意見が多いが、セルタ時代を観る限り無能では無い。ただグアルディオラより有能って事は無いので、シティより選手のクオリティで劣るアーセナルがエンリケを招聘しても結果は目に見えている。あと金が掛かりそうなのがネックか。

 

トーマス・トゥヘル 本来アーセナルに一番相応しいのはペップ・グアルディオラだと思うが、シティにペップを取られた今、ペップを敬愛しているという意味ではトゥヘルはアリなのでは。格上相手には5バックでカウンターを狙う狡猾さも併せ持つ。たびたび選手と衝突するフットボールマッドサイエンティスト感が若干気になるが(笑)ドイツ人選手が多いのもポジティブな要素と言える。

 

ブレンダン・ロジャーズ リバプール時代のリーグ戦2位はルイス・スアレスに大きく依存していた印象。スアレスの退団で崩れたバランスを上手く修正できなかった。セルティックでも国内では勝っているが、CLではボコられている印象しかない(笑)今のフットボールの流れで、イギリス系の指導者に任すのは怖いわな。モイーズの二の舞の可能性も。

 

レオナルド・ジャルディム 間違いなく有能で、持ち駒の特性を活かせる監督だが、アーセナル的なフットボールをする監督ではないと思う。ヴェンゲルより勝つかもしれないが、ヴェンゲルより美しいサッカーをするかはわからない。そこをグーナーがどう判断するか。スタイルよりタイトルを優先するならありだと思うが。

 

マウリツィオ・サッリ 個人的には彼がベストだと思う。16-17シーズンのサン・パオロでのマドリー戦2nd Legではあの限られた戦力で、レアルマドリーを遥かに上回る良質なフットボールを披露。理不尽な個人能力を前に敗れたが、「敗れてもナポリ強し」の印象を世界中に与えた。ミリクを怪我で欠いても、メルテンスのゼロトップ起用で乗り切る柔軟性も持ち合わせている。アーセナルの攻撃陣の才能を最大限に引き出せるのでは。ただナポリが手放すとは考え辛いし、そんなにメディアが積極的に報じていないので、可能性は低いか。

 

 

という事で、個人的にはトゥヘル、サッリ、ジャルディムがいいかなと思っている。個人的にはマルセイユのルディ・ガルシアなんかもいいんじゃないかと思っているが、全くメディアが報じてないので無いかな。

まぁでも候補者のリストを見る限り、超絶無能はいないので、誰になっても「そこまで酷くはならないんじゃないかな~」と思っている。取り敢えずアーセナルは頑張ってアトレティコ倒してね(笑)