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World Soccer Digest(4/4号)のヘスス・スアレスのコラムを読んで雑感

レアルマドリード
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マドリーフルボッコでワロタ

 

今週のワールドサッカーダイジェストのヘスス・スアレス氏のコラムはマドリーについて。時期的にアヤックス戦2nd Legの後に書いた感じで、まあ基本フルボッコな内容だった(笑)

 

掻い摘んで言うと、基本的に私がブログで書いてきた事と同じで、

「ジダンとクリスティアーノ・ロナウドがいなくなったから負けた?いやいや、去年ジダンとロナウドがいても内容カスだったじゃね~か。CL3連覇したのを良いことに、内容に目を向けず個人技ゴリ押しのクソサッカーをやってたからだろうが。」

的な感じだった。(超意訳なんで、買って読んで下さい。)

 

まあハッキリ言って、ぐうの音も出ないぐらいの正論(笑)そしてそれはジダンが帰還した所で解決する問題ではない。(ジダンが以前より進化してなければ)

ずっと言ってきたが、今のマドリーはスカッドのクオリティは世間で言われている程酷くない。

 

問題があるとすれば、スカッドのクオリティを低いと勘違いさせてしまう程、組織力がなく、チームが有機的に機能していない事である。

有能な監督だったら組織を植えつけて1+1が2じゃなくて3以上になるようにするんだが、今のマドリーは1+1が2にすら到達しないぐらい組織レベルが低い状態にある。スカッドのクオリティで勝っているアヤックスに負けた事が、それを証明している。

 

本来なら今夏はフロントが問題点を認識して、組織を植えつけられる監督を招聘して、新時代のマドリーを構築するチャンスだったのだが、フロントはジダンの威光に縋った。

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復帰時のジダンの本音は?

 

ジダンの帰還を喜んでいるファンもいる。でも冷静に考えて欲しい、「仮にCL決勝でリバプールに負けていたら、フロントはジダンを呼び戻しただろうか?」

フロントがジダンを呼び戻した原因は、ジダン時代のCL3連覇へのノスタルジー以外の何物でも無いと思っている。ジダンのフットボールでなく、ジダンの残した結果へのノスタルジーである。個人的には不安にならざるを得ない。

 

唯一の光明は「一度ジダンが自分から辞任を申し出て、その9ヶ月に復帰した」という点だろう。

これは解釈のしようによっては、「リバプール戦の直後にはジダンの中で不可能と感じていた挑戦が、9ヶ月後にはそうではなくなっていた」とも受け取れる。このケースなら期待できるだろう。

 

最悪なのは古巣の悲劇的な状況を目にして、情に絆されて渋々復帰を承諾した場合である。このケースならジダンには勝算が無いのだから、そうなって欲しくは無いが、ジダンにとってもマドリーにとっても最悪な結末が待っている可能性もある。

 

ジダンがマドリー復帰を決めた時の真意は本人にしかわからない。だがこれからのマドリーの歩みがそれを教えてくれるかもしれない。