スポンサーリンク

リーガエスパニョーラ17-18第26節エスパニョール対レアルマドリード~ジダンよこれがお前の実力だ

レアルマドリード
スポンサーリンク

あの…CL3連覇狙ってるんですよね?

 

関連記事:リーガエスパニョーラ第25節レアルマドリード対アラベス~戦術ルーカス・バスケス

 

まさに今シーズンのテンプレ通りの敗戦。

ジダンがスタメンを見誤り、選手がピッチ上で混乱、そして格下に勝ち点3をプレゼント。ベルナベウで負けたビジャレアル戦に続いて、史上初のコルネジャ・エル・プラットでの敗戦。

一体ジダンはどれだけマドリーの歴史に泥を塗れば気が済むのか?しかもようやく上昇気流に乗り始めたチームの雰囲気をブチ壊す負け方であり、加えてマジョラルとセバージョスまたベンチに置くという迷采配も炸裂。まさに無能。

 

しかも当の本人は試合後のコメントで、

「フットボールというものを理解できないこともある。悪い時期も受け入れないといけない」

いやいや、先発選び誤って攻めあぐねて、最終的にラモスを前に上げて、そのスペース使われて失点という論理的な負け方だったわけだが?

 

「我々は敗北に値しなかった。これは痛い。0-0の場合、どんなことも起こりうる。勝とうと常に努力しているが、それができなかった。最後の瞬間にゴールを奪われることはより厳しい。あの努力の後に…。エスパニョールは2、3しかチャンスはなかった。これは悪い結末だ。出だしは素晴らしかったが、後半は我々のスタイルも戦力層も見せることもできなかった」

いや、誤審が無ければ前半の時点で失点してたんだが?あと前半も酷かったぞ?

 

とか言ってる模様。

どうやら自分の先発選びミスが敗因という事に気付いていないようだ。まぁ今シーズンの試合観てりゃ誰もが知ってる事だが。

あとジダンをフォローするわけじゃないが、「選手たちには少し怒りを覚えている」とはたぶん言ってないと思う。おそらく誤訳だと思われる。(あんま自信ないけど)「選手達の努力を思うと結果に対して怒りを感じる」みたいなニュアンスだと思われる。

スポンサーリンク

ここがヘンだよジネディーヌ・ジダン①

 

まず今日のスタメン選考なのだが、レガネスに国王杯敗退に追いやられた時のスタメンと近い。

 

 

これが国王杯から敗退したレガネス戦のスタメン。

 

 

そしてこれが今日のスタメン。

 

つまり中盤から前のメンバーは国王杯で敗退したメンバーからベンゼマを抜いて、さらに機能しないであろうベイルをワントップの位置に置いた布陣となる。しかも左サイドバックのテオがナチョに代わっているのでサイドの攻撃力という点ではパワーダウンしている感は否めない。

「一体ジダンはどうすればこのメンバーでアウェーで勝てると思ったのだろうか?」という疑問が沸いてくる。

 

ベンゼマをワントップに据えてもレガネス相手にホームで負けた布陣を、さらに改悪してアウェーゲームを戦うなど正気の沙汰ではない。

 

百歩譲って「もうCLしか興味ないんでリーガは手を抜きます(真顔)」という理由であるならば、マジョラルとセバージョスに先発のチャンスを与えるべきだったのでは?今日のイスコやバスケスの出来を見れば彼らでも十分やれたのでは?と個人的には感じる。

スポンサーリンク

ここがヘンだよジネディーヌ・ジダン②

 

今日のジダンのスタメン選考は矛盾が多すぎる。

 

テオを休ませたのは「PSG戦で使う可能性があるから」という理由ならまぁ理解できる。だがPSG戦の事を見据える考えがジダンの脳内にあるなら、モドリッチ・クロースが不在の場合のスタメン第一候補であるコバチッチも休ませるのが筋ではないだろうか?日程を考慮すればコバチッチの方が疲労が溜まっているのは容易に想像できる。(コバチッチはベティス戦から今日まで4試合連続で先発している)

そう考えると「タイトル獲得の可能性が低いリーグ戦だから手を抜いた」というわけでもなさそうで、一体どういう基準でスタメンを選考しているのか皆目見当つかない。

 

今日のジダンの采配を見ていると、結局ジダンはネームバリューやキャリアで選手を判断していると言わざるを得ない。今日ベンチに置いたのは休暇を与えられたベンゼマとカルバハル以外は比較的キャリアの浅い選手達だ。(マジョラル、オスカル、セバージョス、テオ)

 

推測だが、ジダンのスタメン選考の基準は
ネームバリュー・実績>組織として機能するか
なのだろう。

 

だから今日のようなスタメン選考になるのだ。そう考えると前節に左サイドで躍動したベイルがマジョラルを差し置いてトップ起用だったのも説明がつく。おそらくカゼミーロが怪我じゃなければ、マルコス・ジョレンテは今日もベンチだったと思われる。

前半戦の記事でも書かせてもらったが、去年のスカッドにはベンチにモラタ、ハメス、ダニーロ、コエントランなどのネームバリューのあるプレイヤーが多かったから、ジダンが何も考えずにピッチに送り出してもたまたま機能していたというだけである。

スポンサーリンク

昨シーズンのスカッドと今シーズンのスカッド

 

おそらく去年のスカッドならジダンはこんな感じのスタメンで臨んでいたハズ。

 

 

まぁ少なくとも今日のスタメンよりは機能するのは明白である。中盤は攻撃的だが、バスケスが守備面でダニーロのザル守備と中盤をフォロー、ダニーロは攻撃面でバスケスのクオリティ不足を補填して良い組み合わせの布陣だった。じゃあやっぱり「選手補強の失敗」が原因なのか?となりそうだが、今のスカッドでもジダンが脳味噌を働かせ一工夫加えれば、今日のエスパニョールぐらいなら簡単に勝てるだけのクオリティは有しているのだ。

 

 

私ならこのスタメンで臨む。ベイルをトップに置いても彼は左に流れたがる。そうなるとアセンシオと役割が被ってしまう。なのでベイルを最初から左に置き、アセンシオは右に置くのがベストだ。右サイドで関係良好なセバージョスとのコンビネーションも期待できる。

コバチッチを休ませるならオスカル・ロドリゲスを使えばいい。彼は十分プリメーラで起用できるレベルの選手だ。試合が膠着状態になったらベンゼマやカルバハルを投入。このやり方なら絶対とは言わないが、高い確率で勝てたと思うのだが。加えてPSG戦を見据えてセバージョス&コバチッチの関係性を成熟させることも重要だ。(ジダンにその発想はなさそうだが)

ジダンには今季の失態で、選手の配置を微調整して選手の能力を引き出すという能力が備わっていない事が明らかになった。しかも若手に経験を与えて勝ち点を落とすならまだしも、若手を腐らせて勝ち点を落とすのだから目も当てられない。やはりCLを獲ったとしても今季限りで辞めてもらうのがベストなのではないだろうか。

スポンサーリンク

選手評

 

ナバス ジェラール・モレノのシュートを足で弾き出す。失点は彼のせいではない。

ナチョ 守備は問題ないが、アセンシオを左に置く戦術だと彼と高度な絡みができなければ成立しない。そういう意味では彼をこのポジションで使ったのは間違いだった。

アクラフ 個人的には及第点だと思う。10代の選手が久しぶりにチャンスを与えられて、これだけやれれば十分だろう。もっと高いレベルを求めるならば他の選手を獲得すべきだし、その点については彼に罪はないと思う。

ヴァラン お笑いパスでチームを窮地に陥れる。まぁ前も言ったがビッグマッチ以外は彼には期待してないので(笑)

ラモス 最後の失点は彼が上がった所を使われた。ジダンの指示なのか、彼の独断なのかは不明なので何とも言えない。

ジョレンテ ダブルボランチの適正はカゼミーロよりも明らかにあるし、もっとチャンスを与えればもっと良くなる雰囲気を感じた。なんでここまで干されているのか理解に苦しむ。

コバチッチ やや疲れ気味。ただ一定のクオリティは見せた。

イスコ 個人的にはワースト。今日のポジションは彼の望むベストポジションのはずなので、この出来ではスタメンに値しない。

アセンシオ 前線が機能不全で良さを出せず。ただ前半9分ぐらいの右サイドをドリブルで抉るプレーは良かった。いつになったらジダンは彼の才能を活かせるのか?

バスケス まぁアラベス戦で言った通り、別に急激に上手くなったわけじゃないので。まぁこんなもんでしょう。アラベス戦が上手く行き過ぎただけ。

ベイル 謎の1トップ起用で機能せず。彼に責任は無い。

ベンゼマ 何のインパクトも残せず。

セバージョス イスコよりは有効な動きが多かったと思う。彼が先発なら結果も違ったかもしれない。

マジョラル 時間短すぎ。少なくともベイルの1トップよりは機能するだろうから先発で使うべきだった。

ジダン 迷采配炸裂させ過ぎ。ベイルの1トップで一体どんなサッカーをするつもりだったのか?怖いのは「マジョラル、セバージョス、ジョレンテがいる時に失点したわwwやっぱ若手雑魚いからこれからも干すわ」となりそうな事。いい加減ベンチに置きにくい選手は先発で、ベンチに置いても問題ない若手は干すという理不尽采配は辞めるべきだ。どうしてもそうしたいならフランス代表でやってくれ。