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CLグループリーグ第3節マンチェスターユナイテッド対ユベントス~モウリーニョは死んだのか?

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モウリーニョLOVEなペレス

 

関連記事:ジダンが監督業復帰を熱望。モウリーニョの後任でマンチェスターユナイテッドへ?マンチェスターユナイテッド対セビージャ~夢の劇場はモウリーニョを変えるか

 

なんか最近スペインでは、ロペテギの後任としてモウリーニョのレアルマドリー復帰が報じられている。

たぶんガセだとは思うのだが、ペレスがモウリーニョの事を監督として気に入っているのは事実だ。ペレスはモウリーニョの実務的な事を重視するエンジニア的な気質を評価しているトカナントカ、ディエゴ・トーレス先生が仰っていた記憶がある。

 

ディエゴ・トーレス「フロレンティーノ・ペレス会長は『今からはそれらサッカー人のことは忘れ、企業を率いる伝統的なやり方で運営したい』と言った。モウリーニョとの契約はそうしたアイディアから出てきたものだ。モウリーニョは元選手のサッカー人ではなく、サイエンティストであり人材管理者でありエンジニアだった。サッカービジネスはサッカー人に任せるには重要過ぎる、と考えたのだ。フロレンティーノは一般的な監督は嫌いだが、モウリーニョは好きだった。彼のことを単なる監督ではなく、技術官僚だと見ていた。ちょうどフロレンティーノが本業の建設会社ACSで相手にしているエンジニアのように。しかもモウリーニョのやり方は彼好みの権威的なやり方だった。一方、モウリーニョもサッカーのことを話すのにしばしば『サッカー産業』という言い方をした。彼にとっても単なるスポーツとか娯楽以上のものだったfootballistaより引用

 

このインタビューね。

 

ていうわけで、現在のモウリーニョはどんな感じなのか気になって観戦。一応全部では無いが、リーグ戦もちょくちょく観ている。ニューカッスル戦は展開はドラマティックだが、内容としては下の下も良い所。

 

ご存知の方も多いと思うが、現在のモウリーニョもロペテギと同じくらいヤバイ状況。いやロペテギが初年度でモウリーニョが3年目である事を考えれば、客観的に見ればモウリーニョの方がヤバイかもしれない。

 

今シーズンのユナイテッドの試合内容はマドリーだったらクビになっていてもおかしくない内容で、なんでまだクビになってないかと言えば、単純にユナイテッドのフロントがマドリーのフロントより気が長いっていう単純な理由。あと莫大な違約金が掛かるのも大きいだろうし、目ぼしい後任もいないのだろう。

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モウリーニョチキン過ぎ(笑)

 

試合開始からモウリーニョはユーベにボールを持たせる展開を選択。ちなみに試合会場は本拠地オールドトラフォードである。

 

私の意見だが、現在のユベントスはビルドアップに関してはそこまで良いとは思えない。セリエAの開幕戦なんかは、凡庸なケディラ(この日は不出場)のせいで前からハメられると結構キツそうだったので、ホームである事を考えれば前から行くかなと予想していたので、モウリーニョの決断にはちょっとガッカリ。

 

試合は前半にロナウドの右からのクロスに対して、クアドラードが潰れて、こぼれたボールをディバラが押し込んで先制。結果的にこれが決勝点となった。

 

ロナウドに関しては代表戦をサボったのが功を奏して、コンディションは良さそう。そういう考えがあるならマドリー時代も休んでくれよ(笑)

実はロナウドは衰えたと言われるが、1試合で叩き出せるパフォーマンスの最高点はそんなに落ちてない。落ちたのは「疲労の回復力」である。なので休めているこの時期はこれくらいは朝飯前だろう。問題は試合が立て込む4月以降。その時に真価が問われるだろう。

セリエA開幕戦ではディバラをトップ下に置いて、ロナウドと縦関係でプレーしていたが、アッレグリは横関係じゃないと機能しない事に気付いた模様。

そりゃそうだわ、ロナウドが1トップで機能するなら、とっくの昔にベンゼマは売られてるっちゅうの(笑)

 

先制されたら流石に攻勢に出るかと思いきや、それでもリトリートで相手に持たせる形を崩さないモウリーニョのユナイテッド。正直「コイツらやる気あんのか?攻めろよホームやぞ(笑)」という印象しかなかった。

ボールを回収しても、すぐにユーベの守備網に引っ掛かって自陣に釘付けにされるユナイテッド。そのまま何も出来ずに前半終了。

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負けを受け入れたモウリーニョ

 

流石に後半は攻めると思いきや、若干プレスの設定ラインが高くなっただけで、「チーム全体を押し上げてボールを奪おう」という気概が見えなかった。なんかルカクとかがプレスに行っても、後ろが付いて来てないというか。

マドリー時代も試合の入り方は守備的ではあったが、先制を許した途端、攻撃的な方向に舵を切る印象があったのだが、この日のモウリーニョの姿勢には「ユーベさんに負けても、2位通過できればええわ~」的な諦念を感じた。

 

なんかこの試合観ているとモウリーニョに勝利へのモチベーション感じないというか、昔の「形振り構わず勝ちに行くモウリーニョはもう死んだのかな?」と思ってしまった。

 

結局試合は見せ場なくそのまま0-1で終了。ユーベが抜け出して、ユナイテッドは2位争いをする事になりそう。

 

この結果を受けて「ユベントスつえー。間違いなく優勝候補最右翼!」みたいな意見が多いが、正直ユナイテッドが情けなかっただけで、ユベントスがそこまで強いとは思わなかった。ファギーが監督だったら勝てたんじゃない?

個人的には前から奪いに行くシティorリバプール対ユベントスがどこかで観れたらなと思っている。

 

一番気になったのは、ユーベファンのヤジに三本指(インテルでの三冠)で応えた以外は印象に残らなかった、レイドバックしたモウリーニョの姿。果たして次節の敵地での一戦で、一泡吹かすことは出来るのだろうか?なんか今のモウリーニョは監督としての岐路に立たされている気がする。

こんな状況でマドリーの監督なんてやった日にゃ、モウリーニョもマドリーもおかしくなってしまいそうなので、それは勘弁してもらいたい(笑)