カルバハル以外は復帰
関連記事:リーガエスパニョーラ18-19第8節アラベス対レアルマドリード~ロペテギ死ぬな、生きろ(笑)
アラベス戦の衝撃の敗戦からはや2週間。マドリーはベルナベウにレバンテを迎えた。無得点記録も継続中。流石にここは点を獲って勝たないと…。
イスコとマルセロが怪我から復帰。そしてマリアーノが初先発。モドリッチは代表ウィークの2試合目のヨルダン戦の出場を免除されたので先発で起用された。クロース欠場は、おそらくレーヴに代表で酷使されたので休養を与えたかったのだと思われる。
GK 13 オイエル・オラサバル
DF 4 ロベルト・ピア 15 セルジオ・ポスティーゴ 18 エリック・カバコ
MF 10 エニス・バルディ 16 ルベン・ロチーナ 24 ホセ・カンパーニャ 23 ジェイソン 3 トーニョ・ガルシア
FW 9 ロジェール・マルティ 11 ホセ・ルイス・モラレス
マジョラルは契約の問題で出場不可。
もう何が何だかわからん(笑)
実はこの試合、昼開催という事を忘れていて、風呂入ってて前半見逃してもうた(笑)後半からは観れたのだが、TV点けたらレバンテ相手にいきなり0-2だったから、マジでびびった…。
試合終了後に結果を知った状態で、前半の45分を観る事になったのでマジで苦行だった(笑)
試合を観て思ったのは、「ロペテギが持って無さ過ぎる」という事。マジでロペテギの運の無さは異常。前世で賽銭盗んで飯食って、そのクソを仏像にぶっかけたんじゃねぇかっていうレベルで酷い。
キングダムの輪虎が「いくら才能や実力があっても幸運という天の働きがないと武将なんて道半ばで命を落とすよ」って信に言ってたのを思い出したぞ。(ひたすらU字にパスを回す、ロペテギに実力があるかはこの際置いておこう)
何故か勝っちゃうジダンの後だから余計にそれを感じる。やっぱ監督は実績(『現役時』or『監督時』問わずに)のある『勝者』を連れてこないと駄目なのかな?そう考えるとアンチェロッティは偉大だったな。(遠い目)
あぁでもロペテギも一応年代別の代表で優勝してるか(笑)
そういうスピリチュアルな話を持ち出さざるをえないぐらい、今のマドリーの低調は原因が断定出来ない状態である。
貧乏くじを引かされたロペテギ
昨シーズンとの明確な違いをしいて言うなら、ロナウド&ベンゼマの最強2トップによるコンビネーションが無くなった事ぐらいか。でも2017-18シーズンの序盤にロナウドが無能審判のせいで5試合出場停止になった時、
レアル・マドリーが昨シーズン、消化した公式戦は60試合。C・ロナウドがピッチに立った試合は31勝10分け5敗という結果だった。その一方で、C・ロナウドが不在の試合では、13勝1分けという成績。チームのゴールアベレージも出場時が2.6(1試合あたり)、不在時が3.9となっており、C・ロナウドはいないほうがレアル・マドリーは好成績を残している。goal.comより引用 |
こんな記事が出てたぐらいなので、個人的にはそれを理由にするのはどうかな?と思う。たしかに16-17シーズンは近年もっともスカッドが充実していたシーズンではあるが、それでも今日の試合は主力がたくさん出場していたし、ホームで格下相手である。
「ロペテギの戦術ガ~」「スカッドの編成ガ~」とかみんなそれぞれ意見はあるだろうが、それでもレバンテにサンティアゴ・ベルナベウで負けるのは有り得ないやろ(笑)
試合内容は確かに低調だった。でも格下相手にマドリーがクソ試合をするのはマドリディスタならみんな知っているはず。ウソだと思うのなら昨シーズンのホームでのマラガ戦(このシーズンぶっちぎりの最下位で降格)を観てもらいたい。マジでこの試合より、破綻してて酷いから(試合はなぜか3-2で勝利)
このブログを昔から読んでくれている方は「お前ジダンには厳しかったのに、ロペテギには甘くね?」と思われるかもしれないが、ジダンは明らかにジダンの選手起用・選手配置・身内贔屓に問題があったし、補強の権限も与えられていて、あのザマだったので批判していた。それに短期的目線(若手天日干し問題、ケパ獲得見送りなど)で采配を揮わないで、長期的目線で采配を揮ってもらってマドリーのアレックス・ファーガソンになって欲しいという期待の裏返しもあった。
だがロペテギの場合は補強の権限が与えられているか非常に微妙だし、前述したロナウド退団の問題もある。コバチッチを残留させて、ハメスを戻したかったが、それが叶わなかったという報道もあった。W杯後で選手のコンディション・モチベーションの問題もある。
ロペテギにも勿論至らない部分はあるが、私には貧乏くじを引かされたように見えて、彼を責めるに責められないのだ。
取り敢えずお笑い失点を止めろ
現実的な事に話を戻そう。
報道の風向きを見る限り、ロペテギはクラシコまでは続ける模様。
私はマドリディスタなのでマドリーに勝って欲しい。ロペテギがクビになるならそれはそれで仕方ないが、「ロペテギがクビになって欲しいから負けちまえ」と考える事は出来ない。なのでロペテギが続ける前提で書いて行きたい。
負けた試合を振り返ると、
セビージャ戦 | マルセロとラモスのお笑い守備 |
CSKA戦 | クロースのキラーバックパス |
アラベス戦 | CK時のクルトワとヴァランのお笑い守備。 |
レバンテ戦 | 1点目はヴァランとクルトワの連携ミス。(個人的にはケイラーとクルトワを併用している弊害が出たシーンだと思う。ケイラーの方が裏に出たボールに対する反応が速い。つまりクルトワとケイラーだと守備範囲が違う。それにまだCB陣が慣れていないように思える。) 2点目はヴァランのお笑いハンド(正直この判定は故意じゃないので厳しいと思うが) |
こんな感じでクソみたいな形で相手より先に失点する事によって、自分達のクビを締めているという揺ぎ無い事実が存在する。
それよりもインパクトのある『得点力不足』という事実にフォーカスが集まっていてみんな忘れているが、まずはこのお笑い失点を無くす事が先決ではないだろうか?(『得点力不足』の方が『ロナウド退団』と繋げやすいニュースなので、それも悪い方に出ているように思う)
つまり、まず0-0の状態を維持してゲームをコントロールする。そして真綿で締めるようにU字ポゼッションで相手を疲弊させていく。それがたぶんロペテギのやりたいサッカーなのだと予想している。
そしてスペイン代表の時はイニエスタ、ブスケツ、シウバ、アルバ、チアゴなどのバルサ組&ペップチルドレン(遅攻マスター)がアイデアを捻りだして、得点を奪う。結果スペイン代表がロースコアで勝利する、もしくは強豪には引き分け、という展開が多かったと記憶している。
ロペテギに問題があるとしたら、スペイン代表のスタイルから、マドリーのスタイルへのモデルチェンジが上手く行ってないという事。マドリーはジダン時代から遅攻のメカニズムなどあってないようなもの。「最終的に放り込んだらBBCが決めるっしょ」で長くやってきているので、そこらへんの理想と現実の妥協点を見出せていないように思える。
なのでロペテギが状況を挽回してマドリーで続けるためには、「ファイナルサードの攻撃をチームに仕込めるか?」が重要になってくる。
一応レバンテ戦はイスコとアセンシオとマルセロで、相手の右SBと右CBのスペースを攻略しようとする姿勢は見えた。おそらくイスコかアセンシオにもっと突破力(アザールやネイマールのような)が有れば攻撃の鋭さが増すはずなのだが、現状のスカッドだとそのタイプは経験不足のヴィニシウスしかいない。(しかもカスティージャで退場してクラシコ欠場wwこれもロペテギ運無さすぎてワロタ)
次節はカンプノウでのクラシコ。バルセロナは何と絶対的エースであるメッシが怪我で出場不可。正直あちらさんもマドリー程では無いが上手く行ってない。なので今のバルセロナに酷い試合をするようであれば、ペレスにクビを切られても文句は言えない。あと一週間という残り少ない時間で、ロペテギは解決策を見出せるのか?
選手評
クルトワ 最初の失点はずっとローライン(簡単に言うとバスストップ)で守るチーム(アトレティコ、チェルシー)でやって来た彼の欠点が出てしまった。何度も言っているが、ケパの方が絶対ハイラインのサッカーにフィットするし、ケパ獲得を見送ったジダンの尻拭いをさせられているロペテギは不憫だ。
オドリオソラ なんでか知らんが45分で交代させられる。あまり目立っていなかったが、バスケスが右サイドにいると右サイドの攻撃のクオリティが落ちるのは恒例行事なので、彼のせいでは無い。
マルセロ ゴールを決めて、存在の大きさを証明。コンディションが不安なのでミッドウィークでの起用は慎重にならざるをえないが、温存する余裕も無い。
ラモス 年齢を考えれば、このスケジュールでよくやってるよ。
ヴァラン 2失点に絡む。だが前述した通り、1点目は連携の問題もあると予想している。あと代表戦の疲れも大きい。
カゼミーロ 求められている仕事はしている。失点を減らすためにカゼミーロを使っているのに、別の所で失点しているのが問題。
モドリッチ コンディション面が取沙汰されるが、それでも及第点のプレーはしてるよ。モドリッチより良いMFがいるなら教えてくれ(笑)
イスコ 復帰初戦でキレ無いし、パスミス多い。どう考えても起用は失敗だった。途中でセバージョスと交代。
アセンシオ 左だとクロスマシーンになるしかないので、その使い方だとベイルの方が良いだろう。何を求められているのかがイマイチわからん。もう右ウイングでひたすらミドル撃ってた方がマシなんじゃね(笑)
マリアーノ 空中戦で強さをみせたが、ポゼッションサッカーの1トップ向きでは無い。やはり2トップの方が。
バスケス 思えばコイツの前半30秒ぐらいのチャンスでのパスミスが出た時点でクソ試合になる事は決まっていたのかもしれない。決定機を外すわ、右サイドバックになってからは守備で穴になって、相手のカウンターの起点になるわで良いとこなし。まあ使う方が悪い。
ベイル 右で途中出場。右で使うならシュート撃って欲しいのだが、そういうシーンはほとんど無い。あれなら左でクロス上げまくった方が。
セバージョス イスコと交代。明らかにイスコよりは動けてたし、守備にも協力的だった。イングランド戦でフル出場したわけじゃなかったのになんでベンチスタートだったのか?
ベンゼマ 1アシストを記録。なぜか左のウイングで使われる。おそらくペジェグリーニ時代の「怪物ロナウドに憧れて、勝手に左サイドでロナウド風ドリブルをしていた時期」以来ではないだろうか?マルセロと連携して攻撃のギアを上げる役目を果たす。当然の如くシュートは枠に嫌われる。
ロペテギ 全てが彼のせいでは無いが、低調なプレーに終始したバスケスとイスコを先発させ、プレースタイルの違うクルトワとナバスを併用する事により、DF陣をパニックに陥れた事などは彼の責任。特にバスケスを右サイドバックにして、後半ずっと右サイドをカウンターで狙われたのは噴飯モノの失策だった。もういつクビになってもおかしくないのだから、外野の意見に惑わされず、自分の哲学を貫いてもらいたい。