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日本代表対ウクライナ代表マッチレビュー~たとえハリルホジッチが無能だったとしても…

サッカー関連
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ウクライナに完敗…

 

関連記事:フランス対コロンビア~ハリルホジッチの眼にはどう映った?日本代表対マリ代表マッチレビュー〜ハリルホジッチは無能なのか?そしてアジアサッカーだけが取り残された?~日本代表対ウクライナ代表を観て雑感

 

うむ、酷い。マリ代表にあのざまだった事から予測は出来たが…。当然試合直後からハリルホジッチは非難轟々の針のむしろ状態である。この試合のハリルの交代策は正直私もよくわからなかったので、批判は致し方ないと思う。

 

まず試合のスタメンから。

 

 

マリ戦ではベンチだった原口、柴崎、本田、杉本、山口、酒井豪徳、植田、川島の8人がスタメン起用。2戦で満遍なく選手を起用する予定だった事が伺える。

試合を冷静に振り返ると、マリ戦よりは内容はマシだったと個人的には思う。そしてウクライナはマリより強い。そう考えると今日のメンバーでマリ戦に臨んでいれば勝てた可能性が高いと個人的には思っている。そういう意味では「勝ち負け」だけに限れば、ハリルホジッチは選択を誤ったのかもしれない。だが前述した通り満遍なく選手を起用したかった可能性が高いので、不可解な交代策もそういう部分を加味して解釈しなければいけないのかなとも思った。

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衝撃的な失点

 

個人的にショックだったのが一点目の失点の仕方である。

 

 

自陣でCFWの杉本以外の4-5で守っている。勿論数は足りている。

 

 

ほんで中に展開されて…。

 

 

ボールホルダーに対して誰もマーク出来ず失点。

誰かがサボって失点したならわかるが、誰もサボってないのに失点とか(笑)一体ハリルJAPANの守備戦術はどうなっているのか?完璧に崩されており、完全な戦術的敗北といっていい失点であった。

たぶんハリル的には「それぐらい言わなくても出来てよ~。グスン。」みたいな感じなのかもしれないが、残念ながら日本サッカーの守備レベルはハリルの予想以上に低かったという事なのかもしれない。まぁ今更ロープ使ってゾーンディフェンスの練習するぐらいだからな(笑)ちなみにそれは海外では小学生レベルで教える事らしい。

 

 

だってこうしてたら何て事のないシーンだもんな~。なので柴崎はハリル的には「やっぱコイツ守備できないから外すわ。」ってなったかもしれない。

サッカー協会はこの事実を重く受け止めて育成に活かしてもらいたいのだが、如何せん教えれる指導者がおらんという(笑)戸田とか宮本ツネ様辺りに期待するしかないのか…。取り敢えず色々と痛感させられる非常に重い失点シーンであった。「ハリルは無能」と叫ぶのは簡単だが、監督が無能であろうとこのシーンはサッカー先進国ではありえない失点だという事は忘れてはいけない。

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生き残った選手は?

 

交代は機能する事よりも、試したい選手を試したいポジションで試しているように見えた。

 

 

交代を繰り返して、最終的にはこんなメンバーになっていた。

大迫が怪我だったので、小林杉本に代わって1トップで中島がトップ下という新しい組み合わせ。世間的には「なんでマリ戦でトップ下だった小林が1トップなんだよ!」という声が大きかったが、ハリル的には大迫は確定で、第2CFWを誰にするか?というテストだったのかなと解釈している。私もリアルタイムで観ている時は「杉本使え無さ杉ワロタ。本田トップにおけや(笑)」と思いながら見ていた。だが正直この試みはイマイチだったので、岡崎や武藤辺りに声が掛かる可能性もあるのではと思った。

あとこの2戦で代表復帰した宇佐美だが、正直中島程のインパクトは感じなかった。なのでここも今回召集されなかったが復帰するのではと見ている。

ハリルホジッチ的に一番の問題は守備的MFだろう。長谷部は絶対必要として、山口も三竿も凡庸なパフォーマンスに終始した。特に山口蛍は酷かった。攻守において精彩を欠いていた。この日長谷部のパスミスが目立ったが、それは山口蛍が居るべき所にいなかったというのも関係している。山口蛍は前回W杯を経験しており、短期間ではあるが海外のクラブでプレーした経験もある。そんな彼ですら穴になってしまい、成長の兆しも見えないという絶望的な状況。そう考えると、経験は浅いが三竿の方がマシな気もするし、今回呼ばれなかった井手口、ベテランの今野にもチャンスがあるように思える。というわけで守備的MFに関しては、キャプテンの長谷部以外のW杯召集は非常に不透明である。

 

この試合のように4-5で守備が破綻したシーンを観ていると、リトリート守備は自殺行為だ。それに今の日本代表がこのレベルのプレス強度を掻い潜って、ロングカウンターでシュートまで辿り着けるようには見えない。なので初戦のコロンビア戦では「ホームでのオーストラリア戦のように前からプレスを敢行するのでは」と見ている。それにショートカウンターの方が得点の可能性が高いような気がする。そういう意味ではMFの人選は日本代表の命運を握っていると言える。

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勝手にメンバー予想

 

まず当確メンバーから

GK 川島
中村
DF 吉田
槙野
昌子
長友
酒井宏樹
MF 長谷部
香川
FW 原口
大迫

こんな感じ?計12人。少なくね(笑)まぁこのメンバーに関しては多くの人が納得してくれるはず。

 

次に当落線上のメンバー。

GK 西川
東口
DF 植田
森重
車屋
酒井高徳
内田
宇賀神
MF 山口蛍
井手口
今野
大島
柴崎
清武
森岡
三竿
倉田
FW 本田
中島
宇佐美
久保
杉本
武藤
岡崎
浅野
小林悠
金崎
伊藤純也

まぁこんな感じか。

今までの代表と違って、如何にハリルがメンバーを固定せずに入れ替えていたかを示している。山口蛍とかは普通に考えれば入ると思うが、今回のパフォーマンスが酷すぎたので、当落線上に入れた。

誰に関わらず、今回の2試合を含めた今までの全試合での評価と、5月までの所属クラブのパフォーマンスで決まるのだろう。個人的には堂安と鈴木大輔は試して欲しいのだが、どちらの可能性も低いと言わざるをえない(試すのなら今回呼ばれているだろうから)