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開き直ったモウリーニョ

サッカー関連
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2年目のモウリーニョのジンクスは今年も健在か?

 

uefa supercupのマッチレビューに続き今年のモウリーニョについて少し書きたい。

昨シーズンのユナイテッドはオールドトラフォードで全くと言っていいほど勝ち点を稼げなかった。(モイーズより低かったらしい)

これはまぁある程度予想されていたことで、モウリーニョのチームは相手にバスストップ戦術を使われると、手詰まりになるというのはレアルマドリー時代から一貫している。

レアルマドリー時代はCR7、ベンゼマ、イグアイン、エジル、カカ、ディマリアといった豊富なタレントの個人能力で打開し2年目にリーガを制したが、ユナイテッドの攻撃陣の顔ぶれを見ればそのレベルには達していない。故にユナイテッドの一年目では苦しむことになった。

 

2年目のモウリーニョは必ず主要タイトルを獲得するというジンクスもあり、今季は失敗許されないモウリーニョ。今シーズンもほとんどのチームがオールドトラフォードでは守備的戦術をチョイスしてくるはず。私はモウリーニョがどうするか楽しみしていたのだが、モウリーニョの回答はマッチレビューで前述したとおり巨人を掻き集めるというモノだった。

 

以前レアルマドリーを率いていた時、とある選手が「モウリーニョは攻撃の連動性を高めるようなトレーニングはしない」と発言したという情報が出回った。

その情報が真実かどうかは不明だが、どうやらモウリーニョは連動性を高めて相手DFを崩すということには興味がないらしい。

しかし、徹底的に巨人達に放り込むというのは原始的だが、一周回って新しいのかもしれない。

5レーン理論など眼中にはなく、ただただ強靭なサイドアタッカーが高精度のクロスを放り込み、それを中にいる巨人達がフィニッシュする。(そう考えるとモウリーニョの「ベイルが欲しい」と言う発言も理解できる)

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ユナイテッドに求められるのは開幕戦からのスタートダッシュ

 

大事なのは選手が100%の確信を持ってその戦術を実行できるか。

こういうやり方は結果が出ずに1ミリでも選手達が不信感を持てば上手く行かなくなる

そう考えると開幕からスタートダッシュを決められるかが、モウリーニョユナイテッドにとっては重要になるだろう。

ユナイテッドというチームはそのスタイルを受け入れるキャパシティを持っている。そういうスタイルでイングランドの盟主であり続けたチームだからだ。

 

私はユナイテッドは伝統的に戦術的なフットボールではなく、アドレナリンとエモーショナルのフットボールを得意とするチームだと認識している。

前者のような論理的なフットボールは自分たちを論理的に上回る相手に出会った時は白旗を揚げるしかない。だか後者のようなチームは自分たちよりも強い相手にも奇跡を起こせる。なぜなら得体の知れないモノを信じる非論理的なチームだからだ。

 

1999年5月26日カンプノウ 

スコールズとキーンを欠いたユナイテッドは劣勢を強いられ0-1と負けていた。
だがロスタイムに入り、トロフィーにバイエルンのリボンが巻かれ始めたその時。
ユナイテッドは奇跡を起こした。

 

2年目のモウリーニョがThe Theatre of Dreamsで奇跡を起こすのかを注目したい。