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マルコス・ジョレンテの処遇について

レアルマドリード
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MF陣には熾烈な競争が。ジョレンテはアラベスで存在感を示したが..

 

アラベスから帰還した期待の若手マルコス・ジョレンテ。

名誉会長ヘントの親戚ということもありクラブの内外から将来を嘱望されている選手である。

プレイスタイルは本人も「憧れている」と公言している通りシャビ・アロンソに似ている。

アンカーでプレーしている時の守備のポジショニングも問題なく、テクニックも水準以上と言える。

ただパスコースの選択が安全な所にしか出さない傾向があり、シャビ・アロンソのように意表を突く縦パスを入れれるレベルには達していない。

現在のレアルマドリーではクロースとモドリッチが下がってビルドアップする場合が多く、技術的に不安のあるカゼミロはビルドアップ時には前に上がっていてフリーマンになっているパターンが多い。

このやり方でも十分機能はしているが、さらに上のレベルを目指すのであればカゼミロのポジションにさらに攻撃に貢献できる選手を置きたいというのが正直な所である。

 

そこでジダンが抜擢したのがコバチッチ。彼はドリブルの推進力はチームでもトップクラスであり、カゼミロとは違った貢献ができる。実際スーペルコパ2試合では上々のパフォーマンスを披露して、アンカーのポジションでも起用できることをアピールした。

しかしこのコバチッチの活躍によりマルコス・ジョレンテの立場が危うくなった。中盤が飽和気味なこともあってマルコス・ジョレンテに放出の噂がささやかれ始めたのだ。

ジダンとしても悩ましいだろう、チームに残してローテーションで成長を見守るのか、他のチームで成長を促すのか……..。

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理想的な移籍先は…

 

ちなみに移籍先として噂に出ているのはアトレティコ、アーセナル、セビージャ、PSG、ベティスなど。

どこが移籍先として相応しいか私なりに考えてみた。

 

アトレティコ
守備面で成長するかもしれないが、彼に学んで欲しいのは攻撃面でありシメオネの下では成長できるとは思えない。ていうかライバルに塩送るようなことはしないだろう。そもそも補強禁止なわけで、この噂自体疑問である。

アーセナル
マルコスは現時点でジャカよりは優れていると私は見ているので興味が真実であっても不思議ではないと思う。しかしベンゲルが若手育成に定評があったのは過去の話であり。エルナニー、コクラン、ジャカ、ウィルシャーと誰も大成していないということもあって、マルコスが移籍しても成長できるとは思えない。
アーセナルの3バックのフォーメーションはまったく機能しておらず、戦術家として時代遅れになっている印象すらある。

PSG
まずコンスタントな出場機会が見込めるか疑問。
それに彼自身が連れてきたクリホヴィアクの酷い扱いを見れば、期待の若手を預ける気にはなれない。私はエメリがポゼッションのイロハを叩き込める監督では無いと見ているし、強豪を相手にした時の腰の引けた戦術(エメリスペクト)は彼の可能性を消してしまうのではないかと心配になってしまう。リーグアンのフィジカル色の強いスタイルでフィジカル面では成長できるかもしれないが、それは彼の課題ではないのでやはり難しいのではないか。

セビージャ
エンゾンジに移籍の噂があり、その後釜として狙っているという報道がある。
セビージャは攻撃的なチームでフォーメーションも4-3-3(4-2-3-1も使用。どちらがメインになるかは不明)であることから出場機会が見込めるのであれば悪い話ではないのでは。ベリッソ監督は非常に優秀な監督なので彼の足りない部分を鍛えてくれるかもしれない。

ベティス
セバージョスの移籍の時に問い合わせがあったという噂がある。
キケ・セティエンはラスパルマスで素晴らしいポゼッションサッカーを披露した素晴らしい監督で、出場機会も見込めるだろうし、こちらも悪い話ではない。

 

以上が私の考えで、実際どうなるかはまだわからない。

 

開幕戦で出番を与えた事からジダンはマルコスの事を評価していて残そうとしているのかもしれない。

彼にとっては簡単なシーズンにはならないだろうが、最終的にマドリーもマルコスも満足できるシーズンになることを願っている。

「えっ!?ずっとベンチ外のマジョラル?知らん。」